パレオダイエットの実現のために日本人が理解しなければならないこと

パレオダイエットの実現のために日本人が理解しなければならないこと

パレオダイエットを始めようと考えた日本人の場合には考え方を確かな形にしておかなければ失敗してしまう可能性があります。もともとアメリカで人気を博していることにより日本にも流入してきたダイエット方法ですが、国としての歴史も文化も違うことから、取り組みやすいかどうかにも歴然とした差が生じているのです。

 

取り組みやすいと考えられるかどうかはパレオダイエットの基本コンセプトを理解すると同時に、日本の食文化についても把握することが欠かせません。

 

パレオダイエットの基本コンセプトは旧石器時代に戻った食生活をすることです。狩猟と採集による生活をしていた時代の食事に戻れば健康的に痩せることができるという考え方になっています。元を辿ればどの国であっても最初は狩猟と採集によって生活する文化を持っていましたが、その後の歴史によってその次代の食文化の影響の残り方に大きな違いが生じているのが実情です。

 

パレオダイエットでは農耕と酪農を排除

パレオダイエットでは、現代的な食事をやめるというのが基本的な考え方ではありません。それはあくまで重要事項の一つであり、もっと重要なコンセプトとなっているのが狩猟と採集に続いて起こった食文化である農耕と酪農を排除することです。

 

農耕をすることによって広く食べられるようになったものや、酪農によって手に入るようになったものは口にしないという考え方から、食べて良いものと食べてはならないものが定まっています。
パレオダイエットの実現のために日本人が理解しなければならないこと

 

例えば、野菜は食べても良いけれど米やじゃがいもは良くないという制限があるでしょう。米は本来育ちにくい穀物であり、品種改良を経て普段の食事にも用いることができるほどに生産できるようになりました。また、じゃがいもはいもそのものを食べてしまうと増やすことができなくなってしまうものですが、種芋を使って増やす農耕技術が生み出されたことで食生活に取り入れられたものなのです。

 

このように、農耕による恩恵から離れなければならないというのが日本人にとっては厳しく感じられがちでしょう。農耕民族として古くから発展してきたという経緯が日本にはあるからです。

 

しかし、考え方としてさらにそれ以前に戻ろうと考えれば問題ありません。日本は農耕によって支えられてきたけれど、その長年の蓄積が今になって太りやすい身体を作ってしまっていると考えれば良いのです。農耕が始まる以前には自然の中で何度も実りをもたらしてくれる野菜や果物だけを食べ、山野にいる動物を狩って暮らしてきました。

 

その頃にまで戻ろうという意識を持つと誤って食べてはならないものを口にし続けてしまうという状況を避けることができます。

 

日本人にとってパレオダイエットを成功させるために重要なのは、農耕がなかった頃の生活を想像することに他なりません。結果として、種で育つことができる植物や自然に繁殖してくれる動物だけが食べられるものになり、それを炙ったり煮たりしただけで食べるという食習慣にたどり着くのです。