パレオダイエットにおける食材・メニュー選びについて

パレオダイエットにおける食材・メニュー選びについて

パレオダイエットはヒトの遺伝子の基本的構成が長期に渡って変遷していないという医学的な見地に基づき、遺伝的に合致した人間本来の食事に立ち返る事に主眼を置いた、食事によるダイエット法です。その際に立ち返る時点となるのは、農耕が普及する前の旧石器時代です。

 

それ故に狩猟採取社会食事法・旧石器時代食とも呼ばれるパレオダイエットでは、料理における食材の選択・食事のメニュー選択が重要な位置を占める事となります。

 

食材の基本的な選択としては、内臓を含む肉類・卵・魚介類・野菜類・果物類・キノコ類・ナッツ類・発酵食品・一部の油脂類等を、率先して摂取すべき対象としています。これらは農耕や牧畜に拠らずとも、入手可能性のある食材であるという点で共通しています。

 

一方で農耕や加工技術の発展によって得られるようになった食材は避けるべきとされ、穀類・豆類・芋類・砂糖・食塩・乳製品・アルコール類・加工食品や食品添加物等が該当します。

 

内容としては穀類を避けるので糖質制限に近いものの、果物は摂取すべき対象とされるので、メニューを工夫すれば現代的な栄養学の見地からもそう偏らない範囲で栄養摂取を満たす事が出来るものとなります。加工食品や添加物を避ける観点から外食を利用し難いという面はあり、自炊メニューが基本となる食事法となります。

 

更に詳しく見て行くと食材の中にはOK・NGの両方に跨るものがある事から、それらにおいても一定のルールが定められています。例を挙げると肉類は幅広く率先して食べたい食材とされていますが、それを加工したハム・ベーコン・ソーセージといった食材については、加工食品である事・製法において食品添加物の使用がほぼ必須の食材である事からNGの食材に該当します。

 

もう1つ挙げると豆類は避けるべき食材とされていますが、農耕頼みとは言え自然に産出される食材でもある事から、これを発酵させて作られる納豆についてはOKとされる事になっています。

 

また油については、由来する原料によってどちらに該当するかが異なります。従って率先すべきとされるのはオリーブオイル・ココナッツオイル等で、大豆油等は避けるべき方に該当します。但し原料から見てOKの油であっても、マーガリン・ショートニングといった人為的な加工度の強い油はNGとなります。

 

そして食事メニューの組み立て方ですが、パレオダイエットでは食材選びを吟味すれば食べたい時に食べたいものを摂取するという考え方を基本に置く事になります。従って、調理次第ではかなりバリエーション溢れるメニューを組み立てる事も充分に可能です。

 

砂糖を避けるのでお菓子を食べたい場合に苦慮する点はありますが、代替となる食材の選択と調理を工夫すれば間食でお菓子を食べたりする事も可能です。ダイエットにありがちな食材の偏りからくる飽きや挫折感は、パラオダイエットでは避ける事が出来ると考えられます。

 

そして1週間単位で見た場合に、その中の1日については食材選びに気兼ねなく食事をしても良いとされます。好物が避けるべき側に入っていてどうしても食べたい場合や、外食の予定を入れる際に活用するのが効果的です。